正しいタイヤの洗い方

美しいタイヤを維持するために

タイヤのクリーニングに気を遣われている方はあまり多くないのではないでしょうか?
市販品のタイヤクリーナーや艶出し剤で簡単に艶や光沢をだして終わり。一般の方を始めガソリンスタンド洗車やディーラー納車整備は言うに及ばず、カーディティーリング店でも キチンとタイヤのクリーニングをしてタイヤの汚れを落としている所は少ない様です。確かにタイヤ艶出し剤や市販のスプレー式のクリーナーは便利ですが、長らく続けて行くと 溶剤や油脂成分が酸化劣化し、茶色に変色したり、タール状に堆積し、艶はあるけど汚れた様な品の無い風合いになっていきます。カービューティープロでは専用のタイヤクリーナー 「WHITEALL CLEANERC-52」を使用し、タイヤの汚れや劣化物を徹底的に除去。タイヤ本来のゴムの風合いと質感を取り戻します。人工的で不自然な艶・光沢を好まない方や 艶出し剤飛散によるボディーの塗装や樹脂の染みを気にされる方は、タイヤクリーニングでタイヤ自身が本来持つ品の良い風合いを楽しんでみてはいかがでしょうか


用意する物・場所

場所

直射日光や風などが当たらない埃の少ない場所。(屋根の下やガレージ内推奨)

アイテム

タイヤ用ブラシもしくは市販タワシ、柄つきブラシ
市販タワシは、シュロ製・小形でカドが丸く無い物が使いやすい
WHITEALL CLEANERC-52 もしくは市販タイヤクリーナー
(艶出し剤を含まないもの)
雑巾やタオル等
エアガン、エアブロワー
(使用できる環境の場合)
水道、洗車用ホース
井戸水は避けてください。ホースにはシャワーノズルを付けると便利です。

手順

1. 使用するタイヤクリーナーや用具を用意します。

  • 希釈タイプのタイヤクリーナーは希釈率を守ってスプレーボトル等に作っておきます。

2. タイヤにクラック(ヒビ)や著しい劣化が無いか目視で確認してから作業しましょう。

  • ホイールキャップ装着車の場合はキャップを外しておきます。

3. タイヤクリーナーをタイヤに万遍なく塗り広げます。少し待つとタイヤの汚れや劣化したタイヤワックス等が溶け出してきます。

  • スプレー等で直接吹き付けると、ボディーやホイール等に飛散しやすいので、タワシやブラシ等にスプレーし、それを塗り広げるようにする。
  • ボディーやホイール等にタイヤクリーナー液が付いた場合は濯ぎ拭き取ってください。シミや変色など悪影響を与える場合があります。

4. タイヤクリーナーを付けたブラシやタワシでブラッシングしていきます。力でゴシゴシ擦るのではなく、タワシやブラシの毛が寝ないくらい (毛がタイヤに対して直角に)の力加減で洗剤の働きを有効に引き出しながら洗っていきます。

  • タイヤの接地部分等のは途中で少し車を移動し(4,50cm程)位置をずらしてから洗います。
  • 力を入れすぎるとタイヤにキズや切れ目を入れることがあります。

5. タイヤとホイールの境目等は細めの柄付きブラシ等を使うと隅々まで洗えます。

  • 柄の部分をホイールに当ててキズ等を入れないように注意します。

6. 全体を洗い終わったらタイヤクリーナーが乾かないうちに水で洗い流します。濯ぎながら、汚れ等が完全に落ちたか確認します。

  • 汚れが酷いタイヤの場合は、濯ぎを数回繰り返し、茶色い泡が出なくなるまで繰り返します。  
  • 長時間洗剤を放置したり、乾燥させたりしないでください。 

7. ブロワーやエアガン等で水分を飛ばし乾燥させていきます。(無い場合はタオルや雑巾で拭き上げます

  • ホイルやタイヤハウスなども綺麗に濯ぎ拭き上げます。

8. 洗い残しや洗剤の濯ぎ残しが無いか確認して終了です。

  • タイヤワックス等を使用される場合は、この後に使ってください。艶出し剤本来の艶と光沢を発揮できます。
クリーニング前  車検や整備時に不用意に着けられたタイヤワックスが劣化し、茶色に変色
クリーニング後  汚れを完全に除去したタイヤ  ゴム本来の色と質感で自然な仕上がりです
○方法や意味等、ご不明な点がある場合は当店へご相談ください

ご希望の方にはタイヤクリーナー「WHITEALL CLEANERC-52」(5倍希釈)の小分け販売を行っております。
当店でもタイヤクリーニング作業を承っております。(有料) お気軽にお問い合わせ下さい