ポリカーボネイト樹脂製のヘッドライトレンズカバー
経年と共に白濁したり黄ばんだりと、中々厄介な代物。酷い物になると光量が低下し、車検を通らない物まであるそうです。大半のメーカーでは、ヘッドライト部分はアッセンブリ交換でしか部品が無く、まるまる新品交換だと左右で10万超え・・・・・。

で、磨きで何とかするわけですが、ポリカーボネイト樹脂のヘッドライト表面にはハードコートが施してあり、この表面までのキズや白濁なのか、ハードコート層下のポリカ樹脂そのものまでの白濁なのかで、研磨の工程が大きく違ってしまいます。今回はコート表面の白濁と黄ばみなので、ミニポリッシャーにて磨きと保護コートを施しました。(ポリカーボネイト樹脂その物の劣化の場合は、ペーパー荒目研ぎから5段階程の研磨作業^^;)
  
異物をバフに巻き込むと深い磨きキズが付いてしまうので、予めネンドなどで鉄粉やミストを除去し、丁寧にマスキング。ポリカ樹脂に適したコンパウンドで丁寧にポリッシュしていきます。コンパウンドの焼きつきや磨きキズに気をつけます。
 
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磨き後に、無機系の保護コートを施して完成。透明感の違いは光量の差として現れます。

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ヘッドライトの白濁は美観だけでは無く、夜間走行の安全性にも関係するので、メーカーも安価に交換できるヘッドライトレンズカバーを出してほしい所です。