塗装研磨など車を磨く作業には防塵マスクが欠かせない。微粒子の酸化アルミ粉が主成分であるコンパウンドをバフに付け、ポリッシャーで毎分数千~数百回転で回転させながら塗装を削り磨いているのだから、そりゃ~ミクロンレベルのコンパウンド粉や削りカスが盛大に発生して空気中に飛び散っている訳です。
当然、そのまま何も対策をしないで呼吸すると、これら金属粉や塗装の微粉末を吸い込んでしまう。体に有害なので、ウチでは塗装研磨を行う場合に必ず防塵マスクを装着するようにしている。高々、1つ300円程度で12時間位使用できて80%以上の粉塵を捕らえてくれる。
少し驚くのは、車を磨く業者に驚くほどマスクを使用している所が少ない事。特に従業員やバイトなど、雇われている人達が殆ど使用させて貰ってない事だ。コンパウンドの研磨粒子や、削れた塗装の有機物を吸い込み続ければ塵肺などになる可能性もあるのだが・・・。
ほんの少し息苦しいのが嫌でマスクを装着しないのか?それともマスク自体を与えられていないのか?車の磨き業者に雇われている作業員は、雇い主の無知や経費削減でマスクを与えてくれないのなら、自腹を切ってでも防塵マスクを着けた方がいい。塵肺で体を壊すのは自分自身だから・・・。