劣化して写り込みがよくない塗装の画像です。
コレを磨いて「こんなにシャープに写り込みが！」「超鏡面仕上げ」など、ガラスコーティング関係のHPでよく見かけるかと思います。確かに肌目まで削り落とし、完全に塗装表面を平滑化して鏡面の様にする事は可能なのですが、下の画像2枚をよく見ていただいてほしいのです。
左は塗装の塗装表面のザラツキや劣化は除去されてますが、写り込みはイマイチです。
右は電灯がシャープに写り込んで、よく言う「鏡面仕上げ」っぽいですよね。
この2枚の画像を見て「アレ？なんかおかしくないか？」と思われる方は鋭い方です。
なにが鋭いかと言うと、この2枚まったく同じ状態の塗装を撮影しているのです。え！？と思われるでしょうが、本当にまったく同じなのです。タネあかしは、撮影時にピントをどこに合わせるか、ただそれだけなのです（ピンボケとは違います）。現在の塗装は最上面にクリアー塗装が施してあり、クリアー表面にピントを合わせるか、その下のメタリック層やカラー層にピントを合わせるかでこんなに違った画像になってしまう。ρ(-ω-、) （左は磨き前とまったく同じピントで撮影、メタリック粒子がハッキリと見えています。右はクリアー表面にピントを取り直して撮影、クリアー層下のメタリック粒子はボケてしまっています。）
色んなところで「超鏡面研磨」画像などを目にする事もあるのですが、撮影する方は知ってか知らずか、研磨前と研磨後でピント合わせの位置違うのだろう、磨き後は写り込みだけ鏡面だが、その下のメタリック粒子はボケてるものが多い。（；-д-）ﾋﾟﾝﾄﾁｶﾞｳﾈ
撮影の状況によって車の美観は如何様にも変わってしまうので、本当に塗装の撮影は難しいです。当店では、お客様に誤解を与えない撮影をしていきたいと思っています。
車磨き関係のHPをごらんになるときは、知っていると色々と参考になるかと・・・・・c(>_<｡)ﾉ
