お預かり中のお車作業経過報告と、実際の車磨きとコーティング作業の流れをお送りしております。*´∀`)
ツートンカラーのNSX、ルーフの塗装状態が特に酷い感じです。
酷いキズやクレーターなんですけど、ある程度のキズを取ることはそんなに難しい事ではありません。問題はキズやクレーターを削るための塗装の厚みなんです。
他店にて何度か磨きを施されたお車の様で、クリアー塗装の厚みが結構厳しい事になっておりました。プレスラインや角の厚みが特に危険なので、マスキングで保護しながら慎重に研磨を入れて行きます。
特に深く段差のあるクレーターは窪みの角を落とし、なるべく目立たないように処理いたしました。一時的に平滑に出来たとしても塗装の厚みに余裕を残して置かないと、塗装の耐久性や次回の研磨作業が不可能になるので、全体のバランスを揃えながら研磨を入れております。
メタリックイエローの塗装部分には、全面に渡ってポリッシャーでの磨きキズ(バフキズ)が深く刻まれております。静止画では分りにくいので、今回はバフキズが分りやすい様に動画も撮ってみました。
動画→NSX 300.wmv
下手なポリッシャー作業で入る深いバフキズなんですが、洗車キズ等とは比べ物にならないくらいに、塗装にダメージを与えます。見栄えの悪い円状のキズは、幅が広く深いので除去するのにかなり塗装を削り落とすことになります。貴重な塗装の厚みを無駄に減らす事になるので、バフキズを入れるレベルの施工者にはヽ(#`Д´)ノ┌┛
クルクルと円状で刻まれているバ
フキズは、除去に本当に手間がかかります。
パネル一面毎、チェックしながら丁寧に仕上げていきます。