SiO2ガラスコーティングとケイ素系コーティング
現在、外装コーティングの主流となっているガラスコーティングと、少し前の主力コーティングだったケイ素系コーティング。ウチでもメインのコーティングコースとして、それぞれ価格設定をしてますが、「違いや長短所が分かり難く、どちらを選べば良いのか?」と言うご質問を時々うけます。
SiO2ガラス系もケイ素系もそれぞれに長所短所があります。
最新のガラスコーティング剤がどの様なケースでも最良という訳では無く、SIケイ素を主成分とするガラス繊維素にフッ素樹脂やセルロースを含み、汚れの付着が少なく、ご自分でメンテナンスも行いやすいケイ素系コーティング剤を選ばれる方もまだまだ多く居られます。
しかし、注意していただきたいのがケイ素系コーティング剤には、誇大な広告や性能を謳った物も多く、よく見かける9Hの被膜硬度・数ミクロンの膜厚や5年以上の耐久性などは現実的な数値ではありません。市販品や通販または施工店での誇大な表現には注意して選んで頂きたいです。(あくまで細かなケイ素繊維の被膜によるコート剤ですので、こんなテスト数値は「?」です。)
長期間定着し、膜厚や光沢に優れたSiO2ガラスコーティングは、耐久性や硬い被膜で塗装を保護する性能にすぐれますが、ガラスの性質による利点と欠点もあり、完全無欠のコーティング剤と言うわけでもない。これもまた、誇大な表記や性能を謳った物が多く、初めてコーティングをやってみようかなと言うお客様に誤解を与える事が多いです。しかし、デポジットが付きやすい・過剰な厚みを持たせるとクラックが発生する等を除けば、耐久性や硬度・透明感など、従来のコーティングを遥かに超える長所も多いです。
コーティングをご依頼される時によく言われるのが、「一番良いコーティングを」というお言葉なのですが、残念ながらオールマイティーな完全無欠のコート剤は現状ではございません。それぞれのコーティング剤の長所と短所を理解していただき、それをご自分のお車の維持状態に合わせて選んで頂きたいという事です。ご自分のお車に一番適したコーティング剤をお選びして頂くため、不明な点や長所以外の欠点も合わせてご質問にお答えできればと思っております。どうぞお気軽にお尋ねください。
今夜は、太陽と月以外の記事にする為、こんな感じなブログとなりました。(ノД`)目ガ チカチカ スル