ベンツ E500 ヘッドライトレンズカバー磨きのご依頼 先週、見積もりをさせて頂いたお車の作業。
ヘッドライトレンズカバーは表面のハードコートが剥がれ、樹脂自身にも細かいクラック(ヒビ)が・・・。樹脂にクラックが入っている場合、黄ばみや白濁などの除去より遥かに難しい。(表面の劣化やキズと違い、ヒビは樹脂の内部にもある為、表面を磨いても完全には除去出来ないことが多い。)
剥げかかったレンズ表面のハードコートを均一にサンディングし、削り落としていきます。数種類のペーパーを使って、深いキズを入れないように均一にペーパーを入れる。
サンディング後にレンズカバーを磨き上げて、透明に戻していきます。脱脂後にヘッドライトレンズカバーを保護する専用のコート剤をダブルコーティングし、更にコーティングの初期乾燥まで犠牲被膜となるトップコートを施しています。
ヘッドライトレンズカバーの磨き前と磨き後。
ライトの光量もUP!
オーナー様には喜んで頂けたのですが、実は今回の作業は会心の出来ではありません。画像ではかなりクリアーに写っているのですが、肉眼では細かなクラック等が樹脂の奥にまだ見えています。今後はこの手のヒビによる透明感の阻害をなんとかするのが課題。