内外装、ガラスコーティングや内装クリーニング作業に含め、お客様より種々ご依頼をお受けする事もあります。今回は、サイドミラー等に貼ると「親水」効果を発揮するフィルム「TOTOハイドロテクト フィルム」の剥離のご依頼。
経年劣化で白濁してしまっており、まともに視界の確保も出来ない位に劣化してしまっている状態。お客様曰く、「フィルムの外側の部分で辛うじて見ている」との事。^^;
通常、フィルム等を剥すときは暖めてゆっくり剥したり、剥離剤を用いて除去したりするのが常道なのですが、今回は余りに劣化が激しくて、既にフィルム状をしておりませんでしたので、スクレイパーで剥ぎ落す事にしました。削ぎ落とした元フィルムはパリパリで、まるで削りカスの様・・・。
残った粘着物を溶剤で落し、ミラー用の研磨剤使って研磨。サイドミラー本来のクリアーさが出てきました。
貼るだけで、光触媒による「親水」効果を発揮する便利なフィルムですが、悲しいかな長期の耐久性が無いので、半年から一年で剥さないと、今回の様な事になってしまう製品。貼ったまま長期間放置したり、中古車を購入したら、既に貼ってあった等の場合、早めに剥される事をオススメします。